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プリンターインクを選ぶ際、純正品と非純正品で迷った経験がある人は多いと思います。それぞれには価格と品質に違いがあり、価格だけで考えると非純正品に目がいってしまいがちですが、品質等を考えると価格が高めの純正品のほうが得になるということもあります。
まず純正品の特徴は、それぞれのプリンターメーカーが製造・販売しており、メーカー保証もあるため安心感があるという点です。この他にもプリンターの性能に合わせて一番いい色を出すことができるという特徴があります。しかし、一方で価格が高めに設定されているという面もあります。
次に非純正品の特徴ですが、一番に価格が安いことが挙げられます。プリンターのメーカー以外が製造しているため、メーカー保証もなく、品質では若干劣る点がありますが、価格が純正品に比べて数分の一といった場合もあり、人気を得ています。
このように純正品と非純正品には価格と品質に大きな違いがあります。
純正インクが高い理由にはプリンターメーカーのビジネスモデルが関係しています。メーカーはプリンター本体を安価で売り、高価な純正インクなど、消耗品を繰り返し使ってもらうことで利益を出しています。こういったことが理由でインクを数回交換しただけでプリンター自体の値段を上回ってしまうという現象が起きるのです。また、インク自体の品質も純正品が高い理由の一つです。純正インクはインクの量、発色など、メーカーが様々な開発テストを何度も行って完成したもので、プリンターに合った最適な印刷を行うことができます。そのため、プリンターにも優しく、純正インクを使うことでプリンターが長持ちするというメリットもあります。
純正インクに比べて低価格が魅力の非純正インクですが、純正とは品質が異なるため、様々なトラブルが起こることもあります。一番わかりやすいのは画質の違いです。純正インクは厳密な開発テストを行っていますが、非純正インクはコスト優先のため満足なテストができておらず、最適な発色ができない場合があります。特に写真を印刷する場合に違いが明瞭となり、問題になることも多くあります。またインク漏れによるトラブルも多く見られます。中には非純正インクを使ったプリンターでは30%ほどの割合でインク漏れが発生したという報告もあります。インク漏れによって手や洋服、机などが汚れてしまうのは大きな問題です。ほかにもインクの量がうまく調節できずインクが減るのが早くなった、目詰まりを起こしてクリーニングに時間がかかったという問題も多く見受けられます。
非純正インクは安さが魅力ですが、プリンターと長く付き合うのであれば純正インクのほうがお得かもしれません。